蟹のつぶやき kanikani

NHK朝ドラ2007年10月01日 16:26

10月1日、郵政公社がいよいよ民営化。
昨日は棚卸したようだ。



この時期は、テレビ界でも番組編成の更改がある。
NHKの朝ドラも、またこの模様替えの一幕。
朝本番では、先週までの「どんど晴れ」から「ちりとてしゃん」に。
NHKでも朝一番の本番は、BS2の7時半から。
BS2では45分からは引き続いて、
先週までの「さくら」から「都の風」が流れ始めた。



「都の風」といっても、記憶にない人が大部分だろう。
私自身も覚えがない。なにせ調べてみると
放映されたのが86年10月から翌年4月まで
重森孝子の脚本で、NHK朝ドラの第37作目となる。
現在の「ちりとて……」が第77作目というから、
20年前、40作前のドラマということになる。



主役は加納みゆき。戦前、1940年の京都・室町の
呉服屋さんの三人娘のうちの末娘が役どころらしい。
(1日に流れた部分しか記憶がないので……)
脇役の女優たちの名前は馴染みがある。
長女が松原千明、次女は黒木瞳、母親が久我美子で
祖母が宝生あや子という次第。(宝生あや子にたどりつくまで
宝生をインターネットで検索すると、AV女優の名前ばかりが延々……)



時が「欲しがりません、勝つまでは」の時代になりつつある
京都・室町では、贅沢品を扱うだけに
戦争の翳を見ながら、先行きへの不安感が漂っている。
その中で京都の伝統行事、祇園祭の鉾立ての時期になると
主人公は浮き立つような思いに捉われ、
その鉾立ての作業をスケッチに出かける。



写生の構図の中に、若い学生の姿が現われる。
この学生が、なんとギバちゃん、といっても分からないかな
柳葉敏郎の若き姿……。一世風靡セピアで登場して数年の頃だ。



主人公がギバちゃんを見初める。本人は三女ながら婿取りをして
この老舗呉服屋の跡取りとする――当主がそう宣言するところまでが
第一日のお芝居どした……



20年という時の流れの中で、その時々の時代を映して
登場する朝ドラの主人公たち。わかかりし時代の素顔が懐かしい。
ご当人たちは、どのような感慨をもって見ているのだろう。

コメント

_ お松 ― 2007年10月04日 19:18

一世風靡セピア、なつかしいですね!(しみじみ)
記事の内容とあんまり関係ないコメントで恐縮です。
でも、なんかなつかしかったので。
それはそうと、「京都」という単語を見ると、旅心がうずきます。
八木邸にはまた行きたいです。新撰組が大好きなんですよ♪

_ cagale ― 2007年10月06日 09:05

お松さん、コメントありがとうございます。
一世風靡セピア、って何故セピアなのか、と思っていました。
いろいろの色を混ぜると、昔懐かしいようなセピア色になるのやそうな。

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